思考力の低下がつづく

ど忘れや誤字脱字が妙に増えてきたら

精神面の不調は、自覚するのが難しく、どうしても心療内科に通うベストなタイミングを見失いがちです。同じうつ症状でも個人差があり、一概にこれが前兆だと決めつける事は困難です。ただ思考力の低下が長続きしている場合は、精神がかなり疲弊している可能性があります。

例えば書類作成をしている時、普段からスラスラと書ける漢字や英単語が全然出てこなくなったり、明らかに誤字脱字の量が増えている等、このような出来事が日常茶飯事になったら、前向きに心療内科の利用を検討したいところです。むしろ心労が比較的軽い間に相談した方が今まで通りのライフスタイルを維持しながら、心の健康を取り戻していけますし、重たいうつ状態のリスクを避けやすくなります。

計算力や悩む力の衰え

いわゆる小学生レベルの掛け算や足し算などが急に出来なくなる、これもまた思考力の低下の事例です。もちろん計算能力に個人差はあり、暗算が元々苦手な方も少なからずいらっしゃいます。ただ普段はテキパキと暗算でお金の計算が出来ていた人が、ある日急に簡単な計算が出来なくなったり、計算式がまるで思い浮かばない状態になってしまったら、それは精神的な疲労を示すサインとなり得ます。

悩み過ぎもまた心の不健康に繋がりますが、反対に悩む事を極端に避けすぎるのも、良くない状態です。心労が蓄積し過ぎると、人は考える事自体に大きなストレスを覚えます。悩む事を常日頃からやめてしまえば、短期的には楽な日々になりますが、自分で考える習慣を放棄するとかえって大きなトラブルに出会いやすくなります。最近物事を考えるのがしんどい、決断を先送りする日々が続いている、これもまた精神的疲労の予兆であり、専門家の支援が必要なタイミングです。